中古車の買い取りを依頼するにあたって、買い取り事業者のどこを重視するのか?というのは、買い取り価格やアフターケア、信頼できるパートナーであるかどうかなど、人により様々ではないでしょうか。
とは言え、買い取り事業者の最も大切なポイントである「査定力」が足りない事業者を取引の相手としては選びたくないですよね・・・。
そこで、今回は中古車買い取り事業者の査定力を見抜くコツについて説明してみたいと思います。
中古車買い取り事業者選びのコツ
中古車買い取り事業者の査定力を見抜くコツの説明に入る前に、一つだけ、買い取り事業者選び方のコツとして最も重要なポイントとして、その会社の「文化」について触れておきたいと思います。
その文化というのは、買い取り事業者が買い取り対象の自動車と同様に、お客様を大事にしているかどうか?という点です。
と言いますのは、買い取りビジネスというのは、少し特殊な業界だからです。
買い取りビジネスに関わったことがある人は知っている人も多いと思いますが、買い取り事業者の中には、お客様そっちのけで、買い取り対象の商品=中古車しか見ていないという会社や査定員が決して少なくありません。
これは、物やサービスを販売している事業者では基本的にはあり得ないことですが、お客様がどんなことを考えているのか?ということを”軽視しても”場合によっては、成り立ってしまう商売ということも影響しています。
ただ、中古車買い取りは、金銭的に決して安い取引ではありませんし、名義変更など契約にあたっては、書類のやり取りだって少なくありません。
気持ちよく取引ができる買い取り事業者選びのコツとして、「お客様を大事にする文化」があるかどうかという点は、抑えていただければと思います。
では、続いて、車買い取り事業者の査定力を見抜くコツについて説明していきたいと思います。
中古車買い取り事業者の査定力を見抜くコツ
「失敗は成功のもと」と語ったのは、発明王のエジソンですが、査定力のある中古車買い取り事業者を見抜く最も有効な方法の一つとして、”ハズレ”の業者を引かないというのも一つの方法です。
そこで、ここでは、査定力がない中古車買い取り事業者のポイントを10個、ご紹介したいと思います。
表にまとめましたので、下記をご覧ください。
1 | 車の買取査定が雑 |
2 | あの手この手で、とにかく仮契約を急ぐ |
3 | 手数料やオプションの話を全くしてこない |
4 | 質問に対して、何でもかんでも即答 |
5 | 社会人としてのマナーに欠ける |
6 | 話を聞こうとしない |
7 | 「何でもお任せください」と安請負いする |
8 | 占いや風水などを馬鹿にしている |
9 | 常に上から目線 |
10 | 車のことを知らなすぎる |
順番に見ていきたいと思います。
1.車の買取査定が雑
これは最も避けなければいけない買取事業者です。
車の買取査定をお願いすると、パパッパパッと自動車を見回して、すぐに「〇〇円ぐらいですかね・・」とあっという間に査定金額を提示。
確かに熟練した査定員は、査定のスピードは慣れてない人よりも査定にかかる時間は早いでしょう。
しかし、査定が早いのと査定が雑ということは、意味が違います。
ちゃんとディテールを確認して、査定してくれる買取業者を選びましょう。
2.あの手この手で、とにかく仮契約を急ぐ
中古車の買い取りに行くと、こちらが見積もりに来ただけと知っていても、仮契約をとにかく急ぐ事業者がいますが、そんな事業者はやめておいた方が無難です。
買い取りに限らず、ビジネスにおいてはスピードが大事ですが、お客様に契約を急がせるのは、お客様から選択の余地を奪うことにも繋がる可能性が十分にあるからです。
つまり、他の事業者ではもっと、高く買い取ってくれる可能性があるということです。
3.手数料やオプションの話を全くしてこない
中古車の買い取りでは、買い取り価格から手数料やオプションサービス料金が引かれて最終的な買い取り価格が決定するのが一般的ですが、中古車買い取り事業者の中には、少しでも高い買取価格を演出するために、最後まで必要経費の説明を避ける業者がいたりします。
テクニックといえば、聞こえはいいですが、買い取りをお願いしている立場としては、不信感を感じさせるのに十分な材料になります。
また、そうした事業者に限って、手数料やオプションが相場価格より割高だったりすることが少なくありませんので、注意が必要です。
4.質問に対して、何でもかんでも即答
質問にテンポよく回答してくれるのは、信頼できる条件の一つですが、何でもかんでも即答してくる事業者には注意を払う必要があります。
どんな査定員や買い取り担当者も人間です。買い取り事業や自動車のことなど、全てに精通しているなんていうのは、現実的ではありません。
知らないことを聞かれた場合は、「知らないので、後で調べて、ご連絡します」と答えてくれる人は信用に値しますが、何でもかんでも知っているかのように即答するタイプの人の場合、後でよくよく確認してみると、即答してくれたことが事実と異なっていた・・・なんてことがあったりします。
5.社会人としてのマナーに欠ける
服装がだらしない、口調や態度が悪い、臭いがきついなど、社会人として当たり前のマナーがない車買い取り業者は、避けた方が無難です。
お客様のことを軽視しているような会社や担当者が、取引をしていくにあたって、何度も期待を裏切ってくれることは、決して珍しいことではありません。
6.話を聞こうとしない
こちらの話に対して一向に耳を傾けず、一方的に話すばかりの車買い取り事業者は止めておいた方がいいでしょう。
スムーズに取引できないどころか、トラブルが起きてしまうことさえあります。
7.「何でもお任せください」と安請負いする
とにかく買取を決めたいために、何でもお任せくださいという車買い取り事業者がいたりしますが、慎重になった方がいいでしょう。
現実的に考えて、中古車の買い取りで何でもかんでもお願いしてしまうと、手数料などが必要以上に高くなってしまいます。
簡単な手続きは、お客様でされた方がお得ですよと正直に伝えてくれる業者の方が、よっぽど信頼できるはずです。
8.占いや風水などを馬鹿にしている
中古車の売買は資産のやりとりという側面から、占いや風水などを重視して、買い取りについて、独自の視点で検討しているという人もいます。
そうした人の価値観を馬鹿にするような中古車買い取り事業者は止めておきましょう。
お客様が気にされていることに耳を傾けて、お客様の心のケアもできない事業者は、偏見と固定観念に捕らわれて、何か問題が発生した時も度々、不快になってしまうケースがあります。
筆者は、占いや風水についてはニュートラルな立場ですが、自分以外の人が、そうした価値観を持つことは尊重されるべきであると考えています。
9.常に上から目線
これは論外だと思います。
今時、もうそんな事業者は少ないと思いますが、「買い取ってやってるんだ」という上から目線で取引を迫ってくる車買い取り業者は避けた方が無難です。
中古車の買い取りは、お互いがパートナーというのが、本来のあるべき姿で、そうした気持ちがあってこそ、気持ちのいい取引ができるのではないでしょうか。
10.車のことを知らなすぎる
これも避けた方が無難です。
厳しい言い方になりますが、ビジネスでは初心者も、ベテランも基本的には、関係ありません。
中古車の買い取り事業者が、経験不足な人間を送り込んでくるのは、お客様とちゃんと向き合う気があるとは思えません。
その場合は、経験豊富なスタッフと同行して、経験を積んだ後に、デビューさせるべきで、買い取りをお願いしているこちらからすれば、失礼な話です。
金銭的に決して安くない取引の中古車の買い取りだからこそ、こうした厳しい姿勢も重要になってくるかと思います。
まとめ
「中古車の買い取り事業者の査定力を見抜くコツ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
中古車買い取り事業者の査定力を見抜くために、ハズレを引かない方法を是非、活用していただければと思います。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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