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海外旅行の費用節約・貯金のために・・車の貸し出し・保険見直しのまとめ

LCCの登場もあり、海外旅行がますます行きやすくなってきている日本の旅行事情。

とは言え、旅費以外でも現地での宿泊代や現地での遊興費など、海外旅行となると”それなり”のお金は必要になってきます。

日本旅行業協会が2008年に行ったデータによれば、海外旅行にかける費用の全体平均は約15万円となっておりまして、本記事を執筆している2016年は2008年当時よりも、景気も回復傾向にありますので、旅行代金の平均費用はさらに上昇していることが予想されます。

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参考/「海外旅行に関する調査」調査報告書 – 日本旅行業協会(PDF)

そこで、今回は海外旅行の費用の節約のために、アメリカで火がつき、今、日本でも俄かに人気を集め始めている「車の貸し出し(カーシェア)サービス」や海外旅行の資金を貯金するための自動車保険の見直しなどについて説明していきたいと思います。

では、早速見ていきましょう。

カーシェアサービスで車を貸し出す

筆者がそもそもカーシェアサービスを知ったきっかけは、海外旅行先のアメリカで「FLIGHT CAR」という会社がカーシェアリングサービスを展開していることを発見したときで、その内容というのは、海外旅行などに行っている間、マイカーを貸し出して収益を得ることができるというものでした。

海外旅行に出ている間は、ほとんどの方は、自分が普段使っている車を自宅に置いていくと思いますが、その車を、旅行に行っている間、他人に使ってもらうことで、収益を上げるという、実に効率的でアメリカらしいサービスになります。

そして、そんな効率的なサービスが、ここ日本でも2015年からDeNAがはじめたAnyca(エニカ)などを中心に、徐々に盛り上がりを見せてきています。

ただ、一時的とは言え、自分の車を他人に貸すのはちょっと・・・という心理的ハードルを感じる方もいるのではないでしょうか。

その点については、Anyca(エニカ)を展開しているDeNAも十分、理解していまして、例えば、車のレンタルを希望するドライバーに対して、車のオーナーが貸し出しを許可するかどうかを決めることができたり、サービス利用ルールを守らないドライバー(車を借りる人)のサービス利用を停止したり、自動車保険については東京海上日動とタッグを組んで24時間365日問い合わせ対応サービスを提供したりといった形でサポートしています。

そして、気になる収益面ですが、貸し出す車の利用料金を設定後、車のレンタルを希望するドライバーに対して、車のオーナーが貸し出しを許可するかどうかを決め、車のレンタルが決まった場合、その利用料の10%をAnyca(エニカ)に支払うという流れになります。

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Anyca(エニカ)のサイトへ進む

急にまとまったお金が稼げるというわけではありませんが、海外旅行に行っている間に、旅行費用を自分の車が稼いでくれるので、旅行から帰ってきたときに、かなりお得な気分を味わうことができます。

任意で加入する自動車保険料の見直し

仮に一回当たりの平均費用である15万円~20万円の海外旅行の資金を貯金しようと思うと、毎月少なくとも1万円から2万円は貯金が必要になる計算になりまして、普段の貯金にプラスして、それだけの貯金をしようと思うと、予想以上に簡単ではなかったりします。

そこで、筆者がおすすめしたいのが、加入している任意の自動車保険の見直しです。

自動車保険は、例えば、下記のようなポイントを抑えて見直しを行うだけでも、月1万円程度の自動車保険料の引き下げを実現するのは、決して難しくありません。

自動車保険の見直しの内容
1インターネットによる保険料見直し一括比較
2代車特約、弁護士費用特約など特約の見直し
3補償範囲の限定や加入条件の見直し
4車両保険の内容を見直し
5人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の見直し
6親や配偶者などの家族から高い等級を譲渡や交換してもらう
7支払方法を「年払い」や「クレジットカード払い」に

筆者は毎年のように自動車保険をインターネットの一括見積サービスなどを利用して、補償内容と保険料を見直していますが(参考/無料の自動車保険一括見積もりサービス)、ドライバーの使用目的、年齢、家族構成、走行距離、特約の見直しなどにより保険料を、ほとんどの場合、安くすることができています。

海外旅行に行くための資金の貯金を何とかして、簡単にできないかな・・・と考えている人には、是非とも一度、チャレンジしてほしいところです。

多少の手間は掛かりますが、年に1度の手続きで海外旅行の資金が出ればラッキーですし、内容によっては、海外旅行の費用を上回る費用の削減ができたりする可能性もないわけではありません。

自動車保険の保険料を安くするコツを網羅的にまとめたページもご用意しておりますので、「自動車保険の保険料を安くする方法のまとめ」も参考にして頂ければと思います。

燃費が良くなる運転方法について

最後に自動車業界に身を置く筆者が、燃費が良くなる運転方法についても触れておきたいと思います。

年間の走行距離が長い方にとっては、普段からガソリン代の節約を心がけるだけで、かなりの維持費の削減になるはずです。

下記の通り、燃費が良くなる運転方法について、表にまとめましたので、参考にしていただければと思います。

燃費の悪化を予防する車の運転方法
1悪路の度重なる運転を控える
2車両は軽い方が燃費効率がいいので、車内の荷物はできるだけ少なく
3急ブレーキを避ける
4急発進を避ける
5ブレーキは定期的に点検・整備することで、燃費効率改善
6エンジンブレーキを効果的に使う。下り坂を日常的に走る場合は特に
7タイヤの点検・交換を行う。低燃費タイヤの導入も検討の価値あり
8バッテリーの点検・整備。
9エンジンオイルの交換は汎用品の利用には注意する。入れすぎも燃費悪化の原因に・・。
10カーエアコンの使い過ぎに注意して、清掃をこまめに

読者の方が満足のいく海外旅行になることを心より願っています!

著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。