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中古車を購入するときの委任状について(ダウンロード用PDF/WORDファイル)

中古車を購入する際、通常は販売店が購入者の代わりに国土交通省に名義変更の登録を行うことが多いと思います。

一般的な中古車の購入前から名義変更登録の流れとしては、販売店から手渡し、あるいは郵送などで委任状が送られてきて、それに必要事項を記入するという流れになるかと思います。

今回がはじめてという方は、実印と印鑑証明書と委任状ということで、心配になる方もいらっしゃるかもしれません・・。

そこで、今回は中古車購入のための委任状を書くにあたっての「委任状の書き方」から「委任状とともに添付する印鑑証明書と実印についての知識」、「記入を間違えた場合の訂正印についての知識と注意点」の他、「再印刷用のダウンロードファイル」としてPDFとwordのファイルをご用意いたしました。

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中古車を購入するなら、状態が悪くて割高な車両ではなく、質が高くて価格が手頃なクルマを手に入れたいですよね。

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中古車の登録申請について

国土交通省に自動車を登録するには(軽自動車は登録する必要がありません)、通常3つの申請が必要になります。

1.新規登録申請・・・新車を登録する場合

2.変更登録申請・・・氏名・住所・使用の本拠の位置等を変更した場合

3.移転登録申請・・・自動車を売買等により譲渡、譲受する場合

その中でも、今回、ご用意した委任状は2.変更登録申請と3.移転登録申請で使用することができます。

中古車登録申請のための委任状について(ダウンロード用PDF/WORDファイル)

早速ですが、委任状は下記のようなファイルになります。(国土交通省が見本として用意しているものには、pdfしかないため、弊社にてwordファイルを作成)

pdfファイルとwordファイルの2つをご用意いたしました。下記のボタンをクリックして、ダウンロードあるいは印刷してください。

どちらのファイルもA4サイズの横で作成しています。

中古車登録申請のためのPDFファイルをダウンロードする

中古車登録申請のためのwordファイルをダウンロードする

中古車を購入する方は、すでにお持ちかと思いますが、記入を間違えた場合や、押印する印鑑を間違えてしまった場合は、再印刷用としてもご使用頂けます。

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では、次に、委任状の書き方とその内容について説明したいと思います。

中古車登録申請のための委任状の書き方について

委任状の書き方の見本は下記になります。(クリックで拡大できます)

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では、上から順番に見ていきましょう。

受任者と代理人について

受任者と代理人とは、実際に申請される方(事務所へ来る方)、つまり、この場合は販売店やディーラーということになります。

販売店やディーラーではなく、例えば、家族や親戚、友人に中古車の移転登録申請を代理で行ってもらう場合は、一番上の受任者住所と受任者氏名の欄に代理人として、住所と名前を記入します。

委任する申請作業について

今回の委任状では、車の名義変更手続きの場合を行う「移転登録」と記入することがほとんどかと思いますので、下記の通り、

上記の者を代理人と定め、(移転登録)申請に関する権限をこの書類もって委任致します。

とします。

なお、所有者の住所・氏名を変更する場合は「変更登録」と記入します。

自動車登録番号または車台番号について

「自動車登録番号又は車台番号」の欄は表記の通り、車検証に記載されている自動車の登録番号/ナンバープレート、または車台番号を記入して下さい。

委任者について

委任者の欄については、左右の違いはありません。どちらに書いて頂いても問題ありません。

記入欄が2つあるのは、1つは購入者=新しい所有者が記入する欄で、もう一つは以前の所有者の住所と氏名を記入する欄です。

購入者=新しい所有者の名前と住所を記入して、実印を押印しますが、この時に記載する住所と氏名は、印鑑証明書に記載されている住所と氏名を正確に記入する必要があります。

印鑑証明書をはじめて発行する場合は、まず先に印鑑登録を行う必要がありまして、住民票がある市区町村役場で印鑑登録を行います。印鑑登録を済ませた後、登録した住所と氏名と印鑑(実印)を委任状に署名捺印を行いましょう。

印鑑証明の取り方について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ

委任者についての注意点

委任者の住所と氏名の記入については幾つか注意点があります。

○住所と氏名・・・住所と氏名は、正確に記入する必要があります。例えば、氏名の名前が印鑑証明書には旧字体で登録されていたり、住所は不動産登記の際の住所で登録されていたりすることがありますので、記入の際は十分に注意しましょう。記入する前に印鑑証明書を発行するというのがいいと思います。

○押印する印鑑について・・・印鑑登録した印鑑は通称、実印と呼ばれまして、中古車の移転登録申請の際の押印はこの実印である必要があります。100円ショップやディスカウントショップで売っているようなシャチハタや三文判や認印は、使用できません。なぜなら、それらのハンコは簡単に手に入れることができる上に、勝手に委任状を作成されてしまうことがあるため、そういった悪用防止のためです。

○委任状に記入する際のペンの色と種類について・・・法的に色が定められているわけではありませんが、慣習的に黒のボールペンがほとんどです。

住所の記入や押印を間違えた場合

重要な申請書や契約書を訂正する場合は、誤字の箇所に二重線の上、訂正印を押印しますが、中古車の移転登録申請の委任状では、欄外に訂正印を押して、訂正する場合もあるようです。

あまりにも訂正後に紙面がキレイではないと感じる場合は、再印刷を行って、最初から印刷した方がいいかもしれません・・。

委任状に実印を押して印鑑証明書を添付することが不安です・・・

実印と印鑑証明書というと、公正証書の作成や不動産の契約、遺産相続など高額な金銭がからむ取引で使用されることが多く、特にはじめての方が不安を感じることも分かります。

中古車の購入先が初見の販売店さんだったりすると、委任状に押印した実印と印鑑証明書を悪用されたら・・・など、疑心暗鬼になるのも、もっともです。

そういうときは、販売店の会社の実績や会社のこれまでの歴史をネットで調べたり、担当者に直接さりげなく聞いてみてもいいでしょう。

「御社は中古車の販売をされて長いのですか?」 「御社は年間、どれくらい中古車の移転登録申請を行っているのですか?」

などの質問を聞いてみて、不自然さがなければ、安心できるのではないでしょうか。

それでも、安心できないということであれば、購入店を変えてみるというのも一つの手です。

例えば、東証一部上場企業のIDOMが運営している「ガリバー」や同じく東証一部上場企業のエイチームが運営している「ズバット車販売」などがおすすめです。

まとめ

中古車を購入するときの委任状について、見てきましたがいかがでしたでしょうか。

読者の方のカーライフをより快適に、サポートすることができれば、幸いです!

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。