車を買うときに、自動車ローンを組むという人は多いと思いますが、買ってからしばらく経った後に、景気が悪くなって給料が減ったり、スマホの買い替えなどで他のローンが増えたりして、毎月の車のローンの返済が苦しい・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は車のローンが苦しい・・・という人のために、車の費用を安くする方法には、どんな方法があるのかを説明してみたいと思います。
運転方法を見直す
ご存知の方も多いかもしれませんが、車の燃費を安くするために、車の運転で最も気を付けるべきポイントの一つは、アクセルの踏み方です。
アクセルの踏み方は、車種によって燃費効率は、最大で約20%前後も変わると言われていまして、例えば、普通車に乗っていて1ヶ月あたり約5,000円のガソリン代が掛かっているとすると年間で掛かるガソリン代は約60,000円になりますが、20%カットできると年間のガソリン代は約48,000円になりまして、約12,000円の節約になります。
肝心のアクセルの具体的な踏み方ですが、最も重要になるのは、停止している状態から「発進」するときの踏み方で、エンジンの種類によっても、踏み方が異なってきます。
排気量の少ない軽自動車で採用されていることが多いターボモデルの場合は、発進のときにしっかりとアクセルペダルを踏み込み、そして加速後は、アクセルを完全には戻さずに軽く足を乗せた状態で運転します。
ターボモデルの場合は、発進のときのアクセルの踏み方が弱いと、そのエンジン特性を上手く発揮させることができずに、逆にパワーをロスしてしまいますので、発進のときはしっかりとアクセルを踏み込みましょう。(急発進するという意味ではありませんので、ご注意ください)
一方、普通車などで採用されているエンジンは、ほとんどがコンピューターでエンジンの動きを制御するモデルですが、この場合は、発進のときは、できるだけゆっくりと踏み込んでいきます。
ターボモデルとは異なり、素早く踏み込んでしまうと、燃料がそれだけ必要になり、燃費効率が悪くなってしまいます。
加速した後は、軽自動車同様、完全にはアクセルを戻してしまうのではなく、軽く足を乗せた状態で運転しましょう。
こうすることで、エンジンのパワーを必要最低限で引き出しながら、低燃費で運転することができます。
また、アクセルの踏み方以外にも、エアコンはできるだけ使用しない、ハンドルを両手でちゃんと握ることでタイヤへの負担を減らす、車を停車させるときにはブレーキを優しくゆっくりと踏み込むなど、車への負担をできるだけ軽くすることを心掛けることで、車にかかるコストはかなり低減できます。
ほぼ毎日のように車を利用している方であれば、運転方法を見直すというのは、今もそして、これからも車にかかる費用を安くするための最も重要なポイントの一つになります。
車を乗り換える
毎月の車のローンの返済を楽にするための方法として最も典型的なパターンは、コストの安い車に乗り換えるということになるかと思います。
ご存じの通り、軽自動車は、税金や車検代などの費用面では、普通車よりも断然、お得に乗ることができます。
例えば、車検でかかる法定費用は、軽自動車と中型乗用車を比べると、1回あたり、20,000円~30,000円も異なってきます。(車検は新車登録から3年、それ以降は2年ごと)
車 種 | 自賠責保険 | 重量税※ | 印紙代 | 法定費用合計 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 25,880円 | 8,200円 | 1,400円 | 35,480円 |
小型乗用車(500~1,000kg) | 44,100円 | 16,400円 | 1,700円 | 62,200円 |
中型乗用車(~1.500kg) | 44,100円 | 24,600円 | 1,700円(5ナンバー) 1,800円(3ナンバー) | 70,400円(5ナンバー) 70,500円(3ナンバー) |
中型乗用車(~2.000kg) | 44,100円 | 32,800円 | 1,700円(5ナンバー) 1,800円(3ナンバー) | 78,600円(5ナンバー) 78,700円(3ナンバー) |
大型乗用車(~2.500kg) | 53,890円 | 41,000円 | 1,800円 | 96,690円 |
上記はエコカーや13年経過車を除く車検の法定料金になりまして、軽自動車と中型乗用車では、年間、約7,000円~15,000円の違いになります。
また、毎年、4月に支払う必要がある自動車税も見逃せません。
〇普通乗用車の自動車税
自動車税(普通) | 乗用車(エコカー減税適用前/年間) |
---|---|
総排気量1リットル以下 | 29,500円 |
総排気量1リットル超1.5リットル以下 | 34,500円 |
総排気量1.5リットル超2リットル以下 | 39,500円 |
総排気量2リットル超2.5リットル以下 | 45,000円 |
総排気量2.5リットル超3リットル以下 | 51,000円 |
総排気量3リットル超3.5リットル以下 | 58,000円 |
総排気量3.5リットル超4リットル以下 | 66,500円 |
総排気量4リットル超4.5リットル以下 | 76,500円 |
総排気量4.5リットル超6リットル以下 | 88,000円 |
総排気量6リットル超 | 111,000円 |
〇軽自動車の自動車税
自動車税(軽自動車) | 乗用車(エコカー減税適用前/年間) |
---|---|
乗用(5ナンバー)の自家用 | 7,200円 |
乗用(5ナンバー)の業務用 | 5,500円 |
貨物(4ナンバー)の自家用 | 4,000円 |
貨物(4ナンバー)の業務用 | 3,000円 |
軽自動車と普通乗用車では、排気量により異なりますが、年間で約22,000円~約100,000円もの違いが出てきます。
そして、車検にかかる費用と自動車税を合計すると、軽自動車と普通車では、年間約30,000円~約115,000円もの違いが出てくるということになります。
もし、普通車に乗っていて毎月のローンの返済が苦しい・・・というときは、軽自動車への乗り換えを検討することをおすすめします。
レンタカーやタクシー、カーシェアを利用する
毎月のローンの支払いが苦しいのを解決する方法には、車を”所有せずに”車を利用するという方法もあります。
その方法の一つとして有名なのは、レンタカーですね。
レンタカーはどちらかと言いますと、週末だけの利用や旅先などでの短時間の利用で、コストメリットが出る方法で、もし、現在、車を保有していて、購入した時よりも車の利用頻度が減っているのであれば、思い切って車を売却して、車の利用をレンタカーに切り替えることで、大幅に費用を削減できるでしょう。
またカーシェアは近年、利用者が増加している車の利用方法で、レンタカーとの違いは、24時間いつでも好きなときに、好きな時間だけ車が利用できるというサービスで、対面での手続きなしで予約・利用ができるというものになります。
誤解を恐れずに言えば、レンタカーよりも、間口や用途が広い車の貸し借りサービスということになります。
カーシェアを展開している会社には、オリックスやタイムズ、アースカーなどがありますが、アンケートなどを見る限りは、満足度が高く、コストメリットがあることが窺えます。
また、カーシェアの場合は、車を”貸す”方に回ることで利益も上げることもできまして、今の車を手放さずに、毎月の車のローンの支払いを安くするためには、カーシェア・サービスに車を貸し出すというのも一つの方法です。
ただ、自分の車を貸している時間はもちろん利用できませんし、メンテナンスや借り手を探すための努力も必要になりますので、登録すれば簡単に利益を上げることができるというわけではありませんので、その点は注意が必要です。
また、毎月の車の返済が苦しくなり車を手放し、もっぱら車の利用は、”タクシー”にするという方法もあります。
実際にマイカーをやめて、車の利用はタクシーにした人の話を聞いてみると、タクシーに切り替えた後は、毎月タクシー代で約4万円ほど使っているとのことで、それでも、車を持っていた時に比べて、税金も保険もガソリン代も必要なくなり、コストは安くなっているとのことでした。
生活スタイルに合わせて、車を保有せずにレンタカーやタクシーを利用するという方法も十分、検討に値する方法の一つです。
カーリースを利用する
車のローンの支払いが毎月どれくらい掛かっているのかということにもよりますが、カーリースを利用するという方法もあります。
カーリースのいいところは、車検や税金などの支払いが必要ないところで、保険だけ加入しておけば、あとの費用はカーリースを行っている会社が負担してくれます。
例えばカーリースで有名な「【コスモ石油公式】スマートビークル 」のサイトを見ると、60回払いで月額25,000~30,000円程度の費用をかけて利用している人が多くいることが分かりますが、毎月、これくらいの金額であれば、自分で車を買ってローンを返済することに比べると、”安い”と感じている人が多いということが窺えます。
また、メンテナンス代金も見逃せません。
例えば、オイル交換 、タイヤ交換、ブレーキパッド・フルード交換、バッテリー交換、ワイパーゴム交換、エアコンフィルター交換などは、本来は車の持ち主の負担になりますが、カーリースではリース会社が負担してくれます。
ただ、カーリースでコストメリットが出るのは、自動車ローンを支払っている間で、ローンの支払いが終わった車は、車両本体の費用負担も、またローンの金利負担もありませんので、カーリースよりも維持費が安くなることが多いです。
車のローンの苦しさを軽減するための第一歩
ここまで車のローンの支払いが苦しいという状況を変えるための様々な方法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
車のローンを軽くするためには、生活スタイルに合わせて様々な選択肢があることがお分かり頂けたかと思いますが、車のローンの苦しさを実際に軽減するための第一歩として、今、持っている車をどうするのか?という大切な問題についても触れておきたいと思います。
なぜなら、今持っている車をどのような方法で売るかで、売却できる金額に相応の開きが出て、今後の生活に大きな影響が出てくるからです。
例えば、軽自動車に乗り換えてコストダウンをしようと思い、中古車ディーラーのところに普通車を下取りに持って行くと、ほとんどの場合、下取り価格に、それほどの価格は期待できません。
しかし、下取りも含めて、買い取り大手の業者など幾つかの業者に見積もりを取ると、期待以上の買い取り価格を提示してもらうことができたりしますので、車を売却するときは、複数の業者に買取価格の見積もりを取ることは必須になります。
イメージにすると、ちょうど下のような形です。
実は、上のイメージは、実際にネットの買取一括査定サービスを利用したときの見積金額で、最安値と最高値で10万円も開きがあるのが分かります。
10万円あれば、例えば、軽自動車へ乗り換えたときの手続き費用などは、十分、用意することができますので、資金計画もグッと立てやすくなります。
なお、ローンが残っている車を売る方法についてもっと詳しく知りたいという方は、「ローンが残っている車を売る手順とお得な方法」の記事も参考にしていただければと思います。
買い替えを検討されている方へ
つい先日、筆者が一括査定で複数の買取会社に査定依頼してみたところ、一番高い会社と一番低い会社の価格差が、全く予想外の19万6千円にもなりました。
買い替え前にチェックしておいて本当に損せずに済みました。
申込はたったの1分で完了。あっという間に高額査定をしてくれる会社が分かります。
車買い取り人気ランキング
第1位【東証一部上場のエイチーム運営】 ナビクル車査定 |
第2位【リクルート運営のカーセンサー】 カーセンサー.net簡単ネット査定 |
第3位 【ズバット車買取比較!】 中古車買取ならズバット |