車を売るときには、自分がオプションで付けたパーツなどをどうするのかということについて頭を悩ませることがありますが、カーナビもその一つではないでしょうか。
そこで、今回は中古車を買い取り業者に売却したり、ディーラーに下取りに出すときにカーナビをどうすればいいのか?という点も含めて、様々な視点から車の売却とカーナビについて、説明させていただきたいと思います。
カーナビは壊れやすい精密機器
そもそもカーナビは、精密機器に分類される機器ですが、例えば、同じ精密機器であるパソコンなどと比較して、車に搭載して使う分、振動や熱などの厳しい環境にさらされやすいという特徴があります。
そして、それが示唆していることは、ズバリ壊れやすいということです。
もちろん、カーナビは車で使用されることを前提にしていますので、PCなどに比べると耐震性なども考慮された上で作られていますが、それでも精密機器であるという事実は変えることができません。
たまに10年以上に渡って、問題なく使えているという人もいますが、その場合は、多くの場合、使用環境に恵まれていたというケースがほとんどです。
アップダウンの多い道路を走行することが多かったり、路面の状況が決して良くない道路を走行することが多かったりすると、カーナビに与える影響は大きく、その度に故障の確率が上がるのは避けられません。
また、耐用年数という視点で考えてみても、5年か6年程度で考えるのが現実的な数字です。
例えば、10万円の新品のカーナビを買ったとしますと、故障の確率などを考慮しますと、購入してから3年目には半額以下の価値しかないといったところが、残念ながら「現実」です・・・。
そういったことを踏まえた上で、車を売るときにカーナビを外すかどうかということについてさらに詳しく見ていきたいと思います。
カーナビの取り外し費用、査定価格、修理代について
車を売る前にカーナビを取り外すことを考えた場合、自分で取り外すか、あるいは業者(修理工場やカーショップなど)に取り外してもらうかの2つの方法がありますが、業者に依頼すると、どんなに安く見積もっても2~3万円は工賃として必要になってくるでしょう。
ただ、カーナビそのものは自分で取り外すこともできますので、手間と時間は必要になりますが、自分で取り外すのであれば、費用はゼロになります。
では、査定価格はどうでしょうか?
下取りではメーカー純正でなければ、まずその価値はほとんどないと思った方がいいでしょう。
ただ、買い取り専門店の場合は、カーナビの使用年数や状況によりますが、査定価格にはプラスになることが多いです。
また、カーナビのメーカー保証は基本的に1年で、販売店によっては最長で5年というケースもありますが、もし1年保証の場合は、2年目以降に故障した場合の修理代は実費ということになります。
仮に、壊れてしまった場合の修理代は、一般的なケースで3~4万円程度が必要になってきます。
故障率が年々高くなるカーナビを業者に取り外してもらう費用、取り外してしばらく経過してから壊れたときの修理代、買い取り価格の値下がりなどを総合的に考慮しますと、車を売る前にカーナビを外した方がいいという理由は残念ながら、ほとんどありません。
HDDカーナビの中のソフトウェアについて
またHDDタイプのカーナビの地図の”鮮度”も見逃せません。
カーナビの中に入っている地図は、お金をかけて更新をしないと地図がアップデートされません。
そして、その地図がまた決して安くはありません・・・。
1万円程度の安いソフトもありますが、”質”はそれなりと言わざるを得ないものが多く、ちゃんとした地図に更新使用すると少なくとも2万円前後の出費は覚悟する必要があります。
こうした面でも、購入からある程度、年数が経過しているカーナビは取り外さずにそのまま売却した方がいいということが言えるかと思います。
HDDカーナビを売る前に取り外した方がいいケース
ここまで車を売る前には、カーナビを取り外さずに、そのまま売却した方がいいということを説明してきましたが、売る前に取り外した方がいいケースもあります。
それは、カーナビを買ったばかりで、まだほとんど使っていないというときです。
カーナビを購入して半年以内といった時期であれば、カーナビの価値もまだ高く、さらに、地図の鮮度も問題ないでしょう。
この場合は、車を売る前に取り外して、次に乗り換える車で使った方がいいと思います。
買い替え後の車のナビについて
では、車を売却するときにカーナビも一緒に売ってしまった後は、カーナビはどうすればいいのでしょうか?
今は選択肢が豊富です。
〇HDD型のカーナビを購入する
〇メモリーナビ(ポータブルタイプのナビ)
〇スマホでナビアプリを使う
〇タブレットでナビアプリを使う
などなど、様々な方法が考えられます。
ナビアプリは無料のアプリもたくさん出ていますので、スマホをすでに持っているのであれば、無料で常に最新の地図が入っているカーナビを導入できます。
ちなみに人気の無料アプリには以下のようなアプリがあります。
簡易カーナビ なびすけ(iphoneのみ)
Yahoo!カーナビ(Andoroidとiphone両方有り)
MaPFan+(iphoneのみ)
また、既存のスマホとは別にナビ専用端末として、話題の格安スマホを導入するという方法もあります。
筆者が調べた格安スマホには下記のような会社がありました。
月額利用料 | データ量/月 | 通信速度 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
DMMモバイル | 1,500円+ 端末代 | 3GB | 3G回線 | 端末各種& 複数プランあり |
楽天モバイル | 1,600円+ 端末代 | 3.1GB | LTE | 楽天ポイント 端末業界最多 |
Y!mobile | 2,980円~ | 1GB | LTE | 通話1回10分が 300回まで無料 |
TSUTAYAのスマホ 【TONE】 | 1,000円~ | 制限なし | 3G (500~600kbps) | 3G回線オプション +953円 |
フリーテル | 1,600円+ 端末代 | 3GB | LTE | 端末各種& 複数プランあり |
イオンスマホ | 1,980円~ | 1GB | LTE | 複数プランあり |
ビックカメラ | 1,600円+ 端末代 | 3GB | LTE | 端末各種& 複数プランあり |
マイネオ | 2,990円~ | 3GB | LTE(75Mbps~) | 複数プラン& IP電話アプリ無料 |
ビッグローブ | 2,750円~ | 3GB | LTE | 複数プランあり |
ユーモバイル | 2,580円~ | 1GB | LTE | 端末各種& 複数プランあり |
ヤマダ電機 | 1,580円+ 端末代 | 3GB | LTE | 端末各種& 複数プランあり |
費用で選ぶのであれば、DMMモバイル や楽天モバイル といった大手は費用はかなり安いですが、カーナビのデータ通信料を気にせず使いたいということであれば、データ制限なしのTSUTAYAのスマホ 【TONE】 あたりを利用するというのも手かと思います。
まとめ
「中古車を売るときにカーナビは外す方がいい?それとも・・」と題して、車を売るときのカーナビをどうするかという疑問に答えるとともに、車を買い替えた後のカーナビについても説明してみました。
車の買い替えのときは、カーナビに限らず、何かとお金が必要になることが多いので、できるだけお得に乗り換えできるように工夫したいところです。
本記事が読者の方の参考になれば、幸いです。
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