「車の下取りを予定していた車で交通事故を起こしてしまった・・・」
「これから下取りに出す予定の車、実は過去に事故に巻き込まれたことがあるんだけど・・・」
これから車の下取りを出そうと考えている人の中には、事故車の下取り価格はどうなるのか?ということについて、気掛かりという人もいるかもしれません。
そこで、今回は事故車を下取りに出した場合の査定価格について説明してみたいと思います。
事故車は業者にはどのように評価されるのか?
車を下取りする際には、走行距離、外装、内装、年式など様々なチェックポイントで車が評価されるのはご存じの通りですが、車の状態がどういったレベルにあるのかということも重要なポイントになります。
下の表は、実際に中古車の業者間取引で使用される査定シートですが、事故車の評価は、車の状態という意味では、最低評価となっています。
査定時のスコア | 備考 | |
---|---|---|
新古車 | 6~S点 | 無傷・無補修・走行距離が少ない・年式新しい |
中古車 | 4~5点 | 加修の必要なし、あってもわずか |
要注意車 | 3~3.5点 | 外装や内装に加修の必要がある |
低品質車 | 1~2点 | 粗悪車、災害車など商品価値が低い |
修復歴車 | 0点 | 商品価値がほとんどない、あるいは廃車 |
事故車 | 0点 | 商品価値がほとんどない、あるいは廃車 |
つまり、事故車の商品価値は、残念ながら、それだけで極めて低くなっているということは覚悟せざるを得ません・・。
事故車の下取り価格の相場は・・?
では、実際に事故車の下取り価格の相場はどういう状況なのでしょうか?
当サイトの編集部でのアンケートやネットでの、”生の声”を拾ってみました。
「車で追突事故にあい、とりあえずディーラーに事故車を持っていきました。修理せず新車に買い替えようと考えているのですが5年乗って走行距離が9万キロ満たないプリウスの下取り額が6万・・・」(参考/ヤフー知恵袋)
「先日10:0で追突されました。下取り価格が下がったと相手の保険会社に強く言った所、評価損の20%までなら出しますと言われました。自分は下取り価格の事故前後の差(70万)の評価損・・・」(参考/ヤフー知恵袋)
「下取りに出す予定の車をぶつけられました。ディーラーに修理に出していましたが、結果全損となり、下取り額がゼロになりました・・・」(参考/ヤフー知恵袋)
また、編集部のアンケートで、事故にあった人の下取りの状況も聞いてみました。
「信号待ちで追突事故に遭いました。下取りに出してみると、査定価格は1万円・・・」(編集部のアンケートより)
「踏切の目の前で事故。下取り価格?もちろんゼロです・・・」(編集部のアンケートより)
「ドライブ中に事故。まだ買って3年でしたが、下取りに出したところ、信じられないほど安い5万円という下取り価格でした・・・」(編集部のアンケートより)
いかがでしょうか・・・。
編集部でも事故車の下取りの価格が厳しいということは、認識していましたが、想像以上に事故車の下取りは厳しいようです。
特に相手からのもらい事故で下取り価格が下がった場合、保険会社も加害者も、補償してくれないというのは、不運というだけでは片づけられないほど、ダメージが大きいと感じます。
しかし、本当に事故車はそこまで価値が低いのでしょうか?
事故車の下取りに出すと査定価格は暴落する
確かに自分が中古車を購入する側の立場に立って考えてみると、心理的にも事故車はどうしても敬遠したくなりますが、それでもプリウスのような中古車市場でも人気の車が10万円にも満たない下取り価格というのは、いくらなんでも安すぎると感じます。
「事故車」ということを材料に、下取りをするディーラーが過剰に安く査定をしていると勘繰りたくなってしまうほどです。
これでは、事故車を下取りに出すと査定価格が暴落すると言われてもしょうがありません。
では、事故車は下取り以外で売却しても、どこも同じ結果になるのでしょうか?
決してそんなことはありません。
事故車を高く売る方法
日本製の車が海外で高く評価されているというニュースは、皆さんもご存じの通りですが、実は今、日本車の中古品のパーツなども海外で人気になっているというのはご存知でしょうか?
例えば、エンジンやサスペンションなどはその代表的なものになりまして、実際に、中古車のパーツを海外に輸出販売している会宝産業の業績は下記のグラフの通り、右肩上がりで伸びています。
データ参照元/会宝産業のウェブサイトより
2012年に起こったアベノミクス以降、為替レートが円安トレンドで、輸出競争力が出ているという側面もありますが、日本車の中古部品が海外で高く評価されていることを裏付けているデータになるかと思います。
つまり、事故車の場合は、事故者買取専門店や中古車の買い取り専門店などに買い取りしてもうら方が、高く売ることができる可能性が高いということがお分かり頂けるかと思います。
まとめ
「事故車を下取りに出すと査定価格は暴落する?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ネットの声や編集部で行ったアンケートでも、事故車を下取りに出すと査定価格が暴落するという現実が想像以上で驚きを隠せません。
今回の記事が、事故車を少しでも高く売りたいと考えている読者の方にとって、少しでも参考になれば、幸いです。
愛車がどれくらいの価格で売却できるのか試してみる方法
日本の「中古車」は質が高く車両そのものの価値以外にも、部品としての価値があれば、国内でも海外でも十分に高値で買い取りしてもらえる可能性があるのはご存知でしょうか。
つい最近までは、そんな中古車売買に関する情報も、一部の限られた人にしか知らされていませんでしたが、ネットのおかげで、そうした情報も広く行き届くようになってきました。
その結果、ネットの査定サービスを利用して車を売却すると、下取りよりも平均で約16万円も高く売却できるというデータも出てきています。(「ズバット車買取比較」による調査)
特に、利用者数100万人超えの業界最大手「ズバット車買取比較」や匿名査定代行のパイオニア「UcarPAC」ではどれくらい”高値”で売却できるのかを知ることができるサービスとして高い人気を集めています。
売却するしないは価格を見てから判断できますし、査定は無料で依頼できますので、興味のある方は一度、試してみる価値のあるサービスと言えるかと思います。
参考サイト/「ズバット車買取比較」
参考サイト/「UcarPAC」